【整体師監修】つらい腰痛に効くツボ徹底解説!自宅でできる整体級ケア

つらい腰痛に悩んでいませんか?このページでは、整体師が厳選した腰痛に効くツボを徹底解説し、ご自宅でできる整体級のセルフケア方法をご紹介します。腰痛の原因から、具体的なツボの位置や正しい押し方、さらに効果を高めるための姿勢や運動まで、あなたの腰痛を根本から改善するためのヒントが満載です。つらい腰痛を和らげ、快適な毎日を取り戻すための一歩を、今日から踏み出しましょう。

1. つらい腰痛に悩むあなたへ 整体師が教えるツボケアの可能性

長引く腰の痛みは、日常生活の質を大きく低下させ、仕事や趣味、さらには心の状態にも影響を及ぼします。朝起きる時のずっしりとした重み、長時間座っていると襲ってくる不快感、少し動くだけで走る鋭い痛みなど、腰痛の症状は人それぞれですが、そのつらさは共通していることでしょう。もしかしたら、もう諦めかけている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ご安心ください。整体師の視点から見ても、自宅で手軽にできるツボケアが、あなたの腰痛を和らげる大きな可能性を秘めていることをお伝えしたいのです。ツボ押しは、身体が本来持っている自然治癒力を高め、滞った気の流れや血行を改善することで、腰痛の根本的な緩和へと導く伝統的なケア方法です。

このツボケアは、特別な道具や専門的な知識がなくても、ご自身の手で行うことができます。整体院での施術と組み合わせることで、さらに効果を高めることも期待できますが、まずはご自宅で気軽に試せるツボケアから始めてみませんか。整体師が厳選したツボの知識と正しいケア方法を身につけることで、あなたの腰痛との付き合い方が大きく変わるかもしれません。この章では、ツボケアがなぜ腰痛に有効なのか、その可能性について詳しく解説していきます。

2. 腰痛の原因を知りツボケアの重要性を理解する

つらい腰痛に悩むとき、その場しのぎの対処ではなかなか根本的な改善にはつながりません。ご自身の腰痛がなぜ起きているのか、その原因を深く理解することが、効果的なツボケアやセルフケアを見つける第一歩となります。ここでは、腰痛の種類と整体的な視点から考える根本原因、そしてツボ押しが腰痛の緩和に役立つ理由を詳しく解説いたします。

2.1 腰痛の主な種類と整体で考える根本原因

腰痛と一言でいっても、その症状や原因は人それぞれです。急に激しい痛みに襲われることもあれば、慢性的に鈍い痛みが続くこともあります。整体の視点では、単に痛みのある箇所だけでなく、身体全体のバランスや日常生活の習慣に目を向け、根本的な原因を探っていきます。

腰痛の種類主な症状と整体で考える根本原因
急性腰痛(ぎっくり腰)急に「グキッ」という激しい痛みが走り、動けなくなることがあります。重いものを持ち上げた時や、不意な動作で発症することが多いです。整体では、急激な負荷による筋肉や関節、靭帯への過度な負担に加え、日頃からの姿勢の歪みや骨盤の不安定さが背景にあると考えます。
慢性腰痛鈍い痛みが数ヶ月以上続き、重だるさやこわばりを伴うことが多いです。特定の原因がはっきりしないことも少なくありません。整体では、長時間のデスクワークや立ち仕事による姿勢の悪さ骨盤や背骨の歪み体幹を支えるインナーマッスルの機能低下血行不良、さらにはストレスや自律神経の乱れが複合的に関わっていると考えます。
坐骨神経痛お尻から太ももの裏、ふくらはぎ、足先にかけて、しびれや痛み、だるさが広がる症状です。腰痛を伴うこともあります。整体では、骨盤の歪みや股関節の硬さお尻の筋肉の過緊張が神経を圧迫していることや、姿勢の崩れが神経に負担をかけていることが根本原因となることが多いです。

これらの腰痛は、単一の原因で起きることは少なく、姿勢の癖、骨盤の歪み、筋肉のアンバランス、日常生活での身体の使い方など、複数の要因が絡み合って発症していることがほとんどです。ご自身の身体の状態を把握し、これらの根本原因にアプローチすることが、腰痛改善への近道となります。

2.2 なぜツボ押しが腰痛の緩和に役立つのか

「ツボ」と聞くと、漠然としたイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。東洋医学においてツボ(経穴)は、身体の表面に存在する「気(生命エネルギー)」と「血(血液)」の通り道である「経絡(けいらく)」の要所と考えられています。この経絡は全身を巡り、内臓の働きや身体の各部位と密接に関わっています。

ツボを刺激することで、次のような効果が期待でき、腰痛の緩和に役立つと考えられています。

  • 血行促進
    ツボを刺激すると、その周辺や関連する部位の血流が促進されます。腰部の血行が改善されることで、筋肉の緊張が和らぎ、疲労物質や痛みの原因となる物質の排出が促されます。これにより、腰の重だるさや痛みが軽減されることが期待できます。
  • 筋肉の緩和
    ツボ押しは、硬くなった筋肉の緊張を直接的に緩める効果があります。特に、腰痛の原因となる深層部の筋肉や、関連するお尻や太ももの筋肉にアプローチすることで、身体の柔軟性が向上し、痛みの軽減につながります。
  • 自律神経の調整
    ツボの刺激は、自律神経のバランスを整える作用も持ちます。ストレスや疲労によって乱れがちな自律神経が整うことで、身体の緊張が解け、痛みの感じ方が和らいだり、睡眠の質が向上したりするなど、間接的に腰痛の改善に寄与します。
  • 自己治癒力の向上
    ツボへの刺激は、身体が本来持っている自然治癒力を高めることにつながります。身体のバランスが整い、内側から健康な状態へ導かれることで、腰痛が再発しにくい身体づくりにも役立ちます。
  • 全身のバランス調整
    腰痛に効くツボの中には、腰から離れた場所にあるものも少なくありません。これは、経絡が全身を巡っているためであり、身体全体のバランスを整えることで、結果的に腰への負担を軽減し、痛みを緩和するという整体的な考え方にも通じるアプローチです。

ツボ押しは、ご自宅で手軽に実践できるセルフケアでありながら、身体の深部に働きかけ、根本的な改善を促す可能性を秘めています。ご自身の腰痛の原因を理解し、適切なツボケアを継続することで、つらい腰痛から解放される第一歩を踏み出しましょう。

3. 整体師が厳選!腰痛に効くツボ徹底解説

つらい腰痛を和らげるために、自宅で手軽に実践できるツボ押しは非常に有効な手段です。ここでは、整体師の視点から、あなたの腰痛の種類や症状に合わせて効果が期待できるツボを厳選してご紹介します。ツボの場所を正確に把握し、適切な方法で刺激することで、整体院での施術に近い感覚で、ご自身の体をケアできるでしょう。

3.1 腰の痛みに直接アプローチするツボ

まずは、腰の痛みに直接的に働きかけるツボをご紹介します。これらのツボは、腰部の血行を促進し、筋肉の緊張を和らげることで、痛みの緩和に繋がります。

3.1.1 腰痛全般に効く腎兪(じんゆ)

腎兪は、腰痛ケアにおいて非常に重要なツボの一つです。腰の重だるさや、冷えからくる腰痛に特に効果が期待できます。

ツボの場所効果押し方のポイント
おへその高さで、背骨から指2本分ほど外側にあります。左右対称に2箇所あります。腰痛全般、腰の重だるさ、冷えによる腰痛、疲労回復親指の腹でゆっくりと、心地よいと感じる強さで5秒ほど押し、ゆっくりと力を抜きます。これを5回程度繰り返してください。

腎兪は、東洋医学では腎臓の働きと深く関連すると考えられています。腎臓は生命エネルギーの源とされ、その機能が低下すると腰痛や疲労感に繋がることがあります。このツボを刺激することで、腰部の血行が促進され、疲労物質の排出を助けることで、腰痛の緩和に繋がります。

3.1.2 坐骨神経痛やぎっくり腰にも 大腸兪(だいちょうゆ)

大腸兪は、坐骨神経痛のような下肢に広がる痛みや、ぎっくり腰の急性期の痛みにも効果が期待できるツボです。

ツボの場所効果押し方のポイント
骨盤の一番高い部分(ウエストラインの高さ)で、背骨から指2本分ほど外側にあります。腎兪よりも少し下の位置です。坐骨神経痛、ぎっくり腰、腰の張り、便秘による腰痛両手の親指で左右同時に、少し圧を加えながら円を描くように揉みほぐすのも効果的です。

大腸兪は、その名の通り大腸の働きと関連が深いツボです。腸の不調が腰に影響を与えることも少なくありません。また、このツボがある仙骨周辺は、腰の筋肉の付着部が多く、直接的な刺激で筋肉の緊張を和らげ、神経の圧迫を軽減することで、痛みの緩和を促します。

3.1.3 腰の重だるさに 志室(ししつ)

志室は、腰の広範囲にわたる重だるさや、慢性的な腰痛に悩む方におすすめのツボです。

ツボの場所効果押し方のポイント
腎兪からさらに指2本分ほど外側にあります。腰の横腹に近い位置です。腰の重だるさ、慢性腰痛、下肢の冷え親指や人差し指、中指の腹を使って、少し広範囲を揉むように刺激すると良いでしょう。

志室は、腎兪と連携して腰部の血流をさらに促進し、滞った血液やリンパの流れを改善する働きがあります。特に、デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けることで生じる腰部の血行不良に対して、効果的なアプローチが期待できます。

3.2 下半身の冷えやだるさに効くツボ

腰痛の中には、下半身の冷えや血行不良が原因で引き起こされるものも少なくありません。ここでは、下半身の血行を改善し、腰痛を和らげるツボをご紹介します。

3.2.1 血行促進と疲労回復に 委中(いちゅう)

委中は、腰から足にかけての血流改善に非常に重要なツボです。特に、腰の緊張が強く、足にまで影響が出ている場合に有効です。

ツボの場所効果押し方のポイント
膝の裏の真ん中にある、くぼんだ部分です。坐骨神経痛、腰の張り、足の疲れ、血行促進、疲労回復両手の親指を重ねて、ゆっくりと垂直に圧をかけます。痛みを感じる場合は、優しく揉みほぐすようにしてください。

委中は、東洋医学で「腰背委中求(腰背の病は委中に求めよ)」と言われるほど、腰痛との関連が深いツボです。このツボを刺激することで、下肢全体の血行が促進され、腰部への負担が軽減されます。特に、長時間立ちっぱなしや座りっぱなしで足がむくみやすい方にもおすすめです。

3.2.2 足の疲れやむくみにも 崑崙(こんろん)

崑崙は、足の疲れやむくみを和らげ、下半身からの腰への負担を軽減する効果が期待できます。

ツボの場所効果押し方のポイント
外くるぶしの後ろ側、アキレス腱との間のくぼみにあります。足の疲れ、むくみ、腰痛、坐骨神経痛、足首の柔軟性向上親指と人差し指でアキレス腱を挟むように持ち、崑崙のツボを親指でゆっくりと押します。

崑崙は、足首の関節の動きを良くし、足全体の血行を促進する働きがあります。足の疲れやむくみが腰痛の原因となっている場合には、このツボをケアすることで、腰への負担が軽減され、痛みの緩和に繋がります。

3.3 全身のバランスを整え慢性腰痛を改善するツボ

腰痛は、腰だけの問題ではなく、全身のバランスやストレスが影響していることも少なくありません。ここでは、全身の調和を整え、慢性的な腰痛の改善に繋がるツボをご紹介します。

3.3.1 ストレス緩和にも 太衝(たいしょう)

太衝は、ストレスや自律神経の乱れからくる腰痛に効果的なツボです。全身の気の流れを整える作用があります。

ツボの場所効果押し方のポイント
足の甲で、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみにあります。ストレス緩和、自律神経の調整、慢性腰痛、イライラ、目の疲れ親指の腹で、骨と骨の間を押し上げるようにゆっくりと圧をかけます。少し痛みを感じるくらいが目安です。

太衝は、東洋医学では「肝」の経絡に属し、肝の働きを整えることで、精神的な緊張やストレスを和らげ、全身の血流や気の巡りを改善します。これにより、ストレスが原因で硬くなった腰の筋肉が緩み、慢性腰痛の改善に繋がることが期待できます。

3.3.2 万能のツボ 合谷(ごうこく)

合谷は、「万能のツボ」として知られ、全身の様々な不調に効果を発揮します。腰痛に対しても、全身のバランスを整えることで間接的に作用します。

ツボの場所効果押し方のポイント
手の甲で、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみにあります。全身の痛み緩和、頭痛、肩こり、目の疲れ、ストレス緩和、免疫力向上反対側の親指と人差し指で挟むように持ち、親指の腹でゆっくりと深めに圧をかけます。

合谷は、大腸の経絡に属し、全身の痛みを和らげる鎮痛効果が期待できます。また、自律神経のバランスを整える作用もあり、全身の緊張をほぐすことで、腰痛の緩和にも繋がります。特に、全身の疲労やストレスが蓄積していると感じる方におすすめです。

3.4 緊急時やぎっくり腰の応急処置に試したいツボ

急な腰の痛みやぎっくり腰に見舞われた際、すぐに整体院に行けない場合でも、応急処置として試せるツボがあります。無理のない範囲で試してみてください。

3.4.1 即効性が期待できる 委中(いちゅう)

先ほどもご紹介した委中ですが、ぎっくり腰など急性の腰痛に対して、即効性が期待できるツボとしても知られています。

ツボの場所効果押し方のポイント
膝の裏の真ん中にある、くぼんだ部分です。ぎっくり腰、急性の腰痛、坐骨神経痛の緩和痛みが強い場合は、無理に強く押さず、優しくさする程度から始めてください。座った状態で膝を軽く曲げ、両手の親指でゆっくりと垂直に圧をかけます。

委中を刺激することで、腰から足にかけての血流が急速に改善され、筋肉の緊張が和らぎ、痛みが軽減されることがあります。ぎっくり腰で身動きが取りにくい時でも、比較的アプローチしやすいツボです。

3.4.2 手のツボで腰痛を和らげる 落枕(らくちん)

落枕は、手のツボでありながら、首や肩、そして腰の痛みにも効果が期待できるユニークなツボです。特に急な腰痛や寝違えに有効とされています。

ツボの場所効果押し方のポイント
手の甲で、人差し指と中指の骨の間、指の付け根から手首に向かって少し下がったくぼみにあります。急性の腰痛、ぎっくり腰、寝違え、首の痛み反対側の親指で、骨と骨の間を押し込むように、少し強めに圧をかけます。痛む側の手ではなく、反対側の手のツボを刺激するのがポイントです。

落枕は、手と体の各部位が反射的に繋がっているという考えに基づいています。このツボを刺激することで、離れた部位である腰部の筋肉の緊張が緩和され、痛みが和らぐことがあります。急な腰痛で腰に触れるのもつらい時に、試してみる価値のあるツボです。

4. 自宅でできる整体級ツボケアの実践ポイント

ご自宅でツボケアを行う際、効果を最大限に引き出し、安全に行うための実践的なポイントをご紹介いたします。ツボの探し方から正しい押し方、そして注意点まで、丁寧に解説いたしますので、ぜひ日々の腰痛ケアにお役立てください。

4.1 効果的なツボの探し方と正しい押し方

ツボは人によって位置が微妙に異なることがあります。ご自身の体で最も効果的なツボを見つけ、正しく刺激することが大切です。

ツボを探す際は、指の腹を使ってゆっくりと丁寧に探してみてください。押すと少しへこむ場所や、周囲と比べてわずかに硬くなっている場所、または心地よい痛みや響きを感じる場所がツボである可能性が高いです。また、体温がわずかに高い、または低いと感じる場所もツボのサインかもしれません。

ツボを押す際は、親指や人差し指、中指の腹を使い、垂直にゆっくりと圧をかけてください。力を入れすぎず、「気持ちいい」と感じる程度の強さが目安です。息を吐きながらゆっくりと5秒から10秒ほど押し、息を吸いながらゆっくりと力を抜くことを数回繰り返すと良いでしょう。無理に強く押すのではなく、心地よさを感じながら行うことが、ツボケアの効果を高める秘訣です。

4.2 ツボ押しを行う際の注意点と禁忌事項

ツボ押しはご自宅で手軽にできるケアですが、体調や状況によっては避けるべき場合があります。安全にツボケアを行うために、以下の注意点と禁忌事項を必ずご確認ください。

状況・状態注意点・禁忌事項
食後すぐ、飲酒後、発熱時、体調不良時体に負担がかかるため、ツボ押しは避けてください。体調が回復してから行いましょう。
妊娠中特に下腹部や腰部のツボは、刺激を避けるべきです。ツボ押しを行う際は、必ず事前に専門家にご相談ください。
皮膚に傷や炎症がある場所症状が悪化する可能性があるため、ツボ押しは避けてください。
骨折や脱臼の疑いがある場合専門家の診断が必要です。自己判断でツボ押しを行うと、症状を悪化させる恐れがあります。
強い痛みや急性期のぎっくり腰炎症が悪化する可能性があるため、無理な刺激は避けてください。痛みが強い場合は、安静にして専門家にご相談ください。
重度の疾患がある場合高血圧、心臓病、腎臓病、悪性腫瘍など、持病をお持ちの方は、ツボ押しを行う前に必ず医師や専門家にご相談ください。
極度の疲労時ツボ押しが体に負担となる場合があります。十分な休息を優先してください。

ツボ押し中に痛みが増したり、気分が悪くなったりした場合は、すぐに中止してください。ツボ押しはあくまでセルフケアの一つであり、症状が改善しない場合や悪化する場合は、速やかに整体の専門家にご相談ください

4.3 ツボ押しと組み合わせたい腰痛セルフケア

ツボ押しは腰痛ケアに非常に有効ですが、他のセルフケアと組み合わせることで、より高い効果が期待できます。日常生活に取り入れやすい方法をご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。

まず、腰痛がある際は体を温めることが大切です。温めることで血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎ、痛みの緩和につながります。入浴で体を芯から温めたり、蒸しタオルや温湿布を腰に当てたりするのも良いでしょう。

次に、無理のない範囲でのストレッチや軽い運動を取り入れてみてください。腰回りの筋肉をゆっくりと伸ばしたり、ウォーキングなどの軽い有酸素運動を行ったりすることで、柔軟性が向上し、血行が促進されます。ただし、痛みが強い時や急性期には無理せず、専門家のアドバイスを受けてから行うようにしてください。

また、日常生活での姿勢を意識することも非常に重要です。座る時や立つ時、物を持ち上げる時など、正しい姿勢を心がけることで、腰への負担を減らすことができます。特にデスクワークなどで長時間同じ姿勢を続ける場合は、定期的に休憩を取り、体を動かすようにしましょう。

さらに、十分な休息とバランスの取れた食事も、体の回復力を高める上で欠かせません。睡眠不足や栄養の偏りは、体の不調を招き、腰痛を悪化させる原因となることがあります。そして、ストレスも腰痛の一因となることがありますので、リラックスできる時間を作り、ストレスを上手に管理することも大切です。

これらのセルフケアをツボ押しと組み合わせることで、腰痛の根本的な改善を目指し、快適な毎日を送るための整体級のケアを自宅で実践することができます。

5. 腰痛を根本から改善する整体的アプローチ

つらい腰痛を一時的に和らげるツボケアは非常に有効ですが、腰痛の根本的な改善を目指すには、日々の生活習慣の見直しが不可欠です。整体の視点から見ると、体の使い方や姿勢、運動習慣が腰への負担に大きく影響しています。ここでは、腰痛を繰り返さない体を作るための整体的アプローチをご紹介します。

5.1 日常生活で意識したい正しい姿勢と動作

私たちの体は、日常生活における無意識の動作や姿勢によって、大きな負担を受けていることがあります。特に腰は、体の中心であり、様々な動作の要となるため、正しい姿勢と動作を身につけることが腰痛予防の鍵となります。以下に、具体的なポイントをまとめました。

姿勢・動作の種類意識するポイント
立ち姿勢耳、肩、股関節、膝、くるぶしが一直線になるように意識します。お腹を軽く引き締め、骨盤が前後に傾きすぎないようにニュートラルな位置を保ちましょう。重心は足の裏全体に均等にかかるようにすると、腰への負担が軽減されます。
座り姿勢椅子に深く腰掛け、骨盤を立てるように座りましょう。背もたれに寄りかかりすぎず、背筋を自然に伸ばすことが大切です。膝の角度は90度を目安にし、足の裏が床にしっかりつくように調整してください。長時間座る場合は、こまめに立ち上がって体を動かすことも重要です。
物の持ち上げ方重い物を持ち上げる際は、腰からかがむのではなく、膝を曲げて腰を落とし、物と体を近づけてから持ち上げましょう。このとき、お腹に力を入れ、背筋を伸ばしたまま立ち上がるようにすると、腰への負担を最小限に抑えられます。
寝姿勢仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションや丸めたタオルを入れ、膝を軽く曲げると腰の反りが和らぎます。横向きで寝る場合は、膝の間にクッションを挟むと、骨盤の歪みを防ぎ、腰への負担を軽減できます。枕は首のカーブに合ったものを選び、頭と首をしっかり支えるようにしましょう。
歩き方目線をやや前方に向け、背筋を伸ばして歩きましょう。腕を軽く振り、足はかかとから着地してつま先で蹴り出すように意識します。正しい歩き方は全身のバランスを整え、腰への衝撃を吸収しやすくします。

5.2 腰痛予防と改善のためのストレッチと運動

腰痛の根本改善には、ツボケアや正しい姿勢に加え、体の柔軟性を高め、体幹を強化するストレッチや運動を取り入れることが非常に効果的です。血行促進や筋肉のバランスを整えることで、腰への負担を減らし、痛みの出にくい体を作ることができます。

ストレッチ・運動名期待できる効果行い方(概要)
猫のポーズ背骨の柔軟性を高め、腰部の緊張を和らげます。腰回りの血行促進にも役立ちます。四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸め、息を吸いながら背中を反らせます。ゆっくりと呼吸に合わせて繰り返しましょう。
股関節ストレッチ股関節の柔軟性を高め、腰への負担を軽減します。骨盤の歪み改善にも繋がります。床に座り、両足の裏を合わせて膝を開きます。かかとを体に引き寄せ、股関節をゆっくりと開くように意識します。
ハムストリングスストレッチ太ももの裏側の筋肉の柔軟性を高めます。腰の反り過ぎを防ぎ、腰痛の緩和に繋がります。仰向けに寝て、片方の膝を抱え込み、もう片方の足を天井に向かって伸ばします。タオルなどを使って足の裏を引っ張ると、より効果的です。
プランク(体幹トレーニング)腹筋や背筋など、体幹の筋肉を強化し、腰を安定させます。正しい姿勢の維持に役立ちます。うつ伏せになり、肘とつま先で体を支え、頭からかかとまでが一直線になるようにキープします。お腹が落ちたり、お尻が上がりすぎたりしないように注意しましょう。
ウォーキング全身運動として血行を促進し、体全体のバランスを整えます。腰回りの筋肉を適度に動かすことで、腰痛予防に繋がります。背筋を伸ばし、正しい姿勢で、無理のない範囲で毎日少しずつ歩く習慣をつけましょう。景色を楽しみながら、リラックスして行うことが大切です。

これらのストレッチや運動は、毎日継続して行うことが大切です。痛みを感じる場合は無理せず中止し、ご自身の体の状態に合わせて調整してください。ツボケアと合わせて、日常生活の改善と適度な運動を組み合わせることで、腰痛の根本的な改善を目指し、快適な毎日を過ごせるようになるでしょう。

6. まとめ

つらい腰痛でお悩みの方へ、今回は自宅でできるツボケアと整体的アプローチをご紹介しました。ご紹介したツボ押しは、日々の痛みや不調の緩和に役立ち、手軽に実践できるセルフケアです。しかし、腰痛の根本原因は多岐にわたるため、セルフケアだけでは改善が難しい場合もあります。正しい姿勢や運動習慣の見直し、そして専門家による整体的アプローチを組み合わせることで、より効果的な改善が期待できます。ご自身の腰痛に真剣に向き合い、快適な毎日を取り戻しましょう。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

●ブログ監修者

新松戸オリーブの木整体院

院長 久保田 真彦(くぼた まさひこ)

保有資格
柔道整復師

新松戸オリーブの木整体院 院長の久保田です。これまで多くの方の痛みや不調と向き合ってきたなかで、「原因がわからない」「どこへ行っても良くならない」そんなお悩みを抱えた方がたくさんいらっしゃいました。当院では、解剖学や姿勢分析に基づいた視点から、“本当の原因”にアプローチする施術を行っています。このブログでは、日々の施術経験をもとに、不調のヒントやケアの考え方をわかりやすくお伝えできればと思っています。

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