【膝の痛み】サポーターの選び方を整体師が徹底解説!あなたに合う一本で楽になる方法

膝の痛みにお悩みではありませんか?自分に合ったサポーター選びに迷っている方も多いでしょう。この記事では、整体師が膝の痛みの原因を紐解きながら、あなたに最適なサポーターの選び方から、効果的な使い方、そして整体での根本改善までを徹底的に解説します。サポーターは痛みを和らげる大切な補助具ですが、整体と組み合わせることで、膝の痛みを根本から改善し、快適な毎日を取り戻す道筋が見えてくるはずです。

1. 膝の痛みの原因を知る 整体師が解説する主な種類

膝の痛みは、日常生活に大きな影響を及ぼし、多くの方が悩まれています。しかし、その原因は一つではありません。この章では、整体師の視点から、膝の痛みが起こる主な原因と、ご自身の痛みがどのタイプに当てはまる可能性があるのかを詳しく解説いたします。

1.1 膝の痛みの一般的な原因

膝の痛みには、年齢、生活習慣、スポーツ活動など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。ここでは、代表的な膝の痛みの原因をいくつかご紹介します。

痛みの種類・原因主な特徴と発生状況
変形性膝関節症加齢や使いすぎにより、膝関節の軟骨がすり減り、骨が変形することで起こります。特に、階段の上り下りや立ち上がる時に痛みを感じやすく、O脚の方に多く見られます。初期は安静にしていると痛みが引くことが多いですが、進行すると常に痛みを感じるようになります。
半月板損傷膝関節にあるクッション材の役割を果たす半月板が、スポーツでのひねりや衝撃、加齢によって傷つくことで発生します。膝の曲げ伸ばし時に引っかかり感や、急な鋭い痛みを感じることが特徴です。ロッキングと呼ばれる、膝が完全に伸びきらない、曲げきれない状態になることもあります。
靭帯損傷膝関節を安定させている靭帯が、スポーツ中の接触や着地時の衝撃などで損傷する状態です。特に前十字靭帯や内側側副靭帯の損傷が多く、受傷直後に激しい痛みや腫れを伴い、膝の不安定感を感じることがあります。損傷の程度によっては、歩行が困難になることもあります。
ランナー膝(腸脛靭帯炎)主に長距離ランニングなど、膝の曲げ伸ばしを繰り返す運動によって、膝の外側にある腸脛靭帯と大腿骨が擦れて炎症を起こす状態です。膝の外側に痛みが生じ、特に運動中に悪化し、安静にすると軽減することが多いです。
ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)ジャンプ動作を繰り返すスポーツ(バレーボール、バスケットボールなど)で、膝のお皿の下にある膝蓋靭帯に過度な負担がかかり炎症を起こします。膝のお皿のすぐ下に痛みを感じ、ジャンプや着地時に特に痛みが強くなる傾向があります
鵞足炎膝の内側にある鵞足と呼ばれる腱の付着部に炎症が起こる状態です。ランニングや水泳の平泳ぎ、O脚の方に多く見られます。膝の内側、特に膝下から少し内側に痛みを感じ、階段の上り下りや膝を深く曲げる動作で悪化しやすいです。
オスグッド病成長期のお子さんに多く見られる膝の痛みです。膝のお皿の下にある脛骨粗面という部分に、太ももの筋肉が引っ張られることで炎症や骨の隆起が生じます。運動時や膝を強くぶつけた時に、膝のお皿の下が痛むことが特徴です。
筋肉の疲労・バランスの崩れ特定の筋肉の使いすぎや、前後左右の筋肉のバランスが崩れることで、膝関節に不適切な負担がかかり痛みが生じます。運動後や長時間の立ち仕事後に、膝周りのだるさや鈍い痛みを感じることがあります
姿勢や骨盤の歪み骨盤の歪みや猫背などの不良姿勢は、全身の重心バランスを崩し、結果として膝に過剰な負担をかけることがあります。特に原因がはっきりしない慢性的な膝の痛みの場合、姿勢の問題が関与している可能性も考えられます

1.2 あなたの膝の痛みはどのタイプ?

ご自身の膝の痛みが、上記で解説したどのタイプに近いのか、以下のチェックリストを参考にしてみてください。痛みの種類や発生状況を把握することは、適切な対処法を見つける第一歩となります。

痛みの特徴・発生状況考えられる主な原因(あくまで目安です)
階段の上り下りや立ち上がりで膝の内側が痛む変形性膝関節症、鵞足炎、内側半月板損傷など
運動中や運動後に膝の外側が痛むランナー膝(腸脛靭帯炎)、外側半月板損傷など
ジャンプや着地時に膝のお皿の下が痛むジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)、オスグッド病(成長期)など
膝の曲げ伸ばしで引っかかり感や急な痛みがある半月板損傷、膝関節内の遊離体(関節ねずみ)など
膝が腫れていて、激しい痛みがある靭帯損傷、急性炎症、変形性膝関節症の急性増悪など
特に原因が思い当たらないが、膝周りがだるい、重い筋肉の疲労、姿勢の歪み、全身のバランスの崩れなど

これらの情報はあくまで目安であり、ご自身の膝の痛みの正確な原因を特定するには、専門家による詳細な検査と診断が不可欠です。痛みが続く場合や悪化する場合は、無理をせず、整体院などの専門機関にご相談ください

2. 膝の痛みにサポーターはなぜ効果的なのか

2.1 サポーターが果たす役割と期待できる効果

膝の痛みに悩む多くの方が、サポーターの利用を検討されることと思います。では、一体なぜサポーターが膝の痛みに効果的なのでしょうか。サポーターは単に膝を覆うだけでなく、膝関節の安定性を高め、負担を軽減するという重要な役割を担っています。

主な役割と、それによって期待できる効果を以下にまとめました。

サポーターの主な役割期待できる効果
膝関節の安定化不安定な膝のぐらつきを抑え、関節への過度なストレスを軽減します。これにより、痛みの発生を抑えたり、悪化を防いだりします。
適切な圧迫患部に適度な圧力を加えることで、腫れや炎症を抑え、血行を促進します。また、膝関節の位置感覚を高め、無意識の不適切な動きを抑制します。
保温効果膝周りを温めることで、筋肉の緊張を和らげ、血流を改善します。冷えによる痛みの悪化を防ぎ、組織の回復を助ける効果も期待できます。
心理的な安心感サポーターを装着することで、膝が守られているという安心感が生まれ、痛みの感じ方が和らぐことがあります。これにより、活動への意欲向上にも繋がります。

これらの役割を通じて、サポーターはあなたの膝の痛みを和らげ、日常生活や活動をより快適に過ごすための強力なサポートとなるのです。

2.2 サポーターで痛みが軽減されるメカニズム

サポーターが膝の痛みを軽減するメカニズムは、主に以下の3つの要素が複合的に作用することで実現されます。

まず一つ目は、「物理的な安定化と負担軽減」です。膝に痛みがある場合、関節が不安定になりやすかったり、特定の動作で過度な負担がかかったりすることが少なくありません。サポーターは、外側から膝関節をしっかりと支え、不必要な横方向やねじれの動きを制限します。これにより、靭帯や半月板、軟骨などへのストレスが軽減され、痛みの原因となる組織への負担が減ることで、痛みが和らぐのです。

二つ目は、「圧迫による血行促進と固有受容感覚の向上」です。サポーターによる適度な圧迫は、患部の血行を促進し、炎症物質の排出を助けることで、腫れや痛みの軽減に繋がります。さらに、皮膚や筋肉に加わる圧力が、脳への感覚情報を高めます。これを「固有受容感覚」と呼びますが、この感覚が向上することで、膝関節が今どのような状態にあるのかを脳が正確に把握できるようになります。結果として、無意識のうちに行っていた不適切な動きが減り、膝への負担が軽減されることで痛みが和らぎます。

そして三つ目は、「保温効果による筋肉の弛緩と痛覚の抑制」です。膝を温めることで、その周囲の筋肉や腱の血流が改善され、硬くなった筋肉がリラックスします。筋肉の緊張が和らぐと、関節への圧迫も軽減され、痛みが和らぎやすくなります。また、温かさは神経の痛覚伝達を抑制する効果も持ち合わせているため、直接的に痛みの感じ方を軽減する効果も期待できるのです。

これらのメカニズムが複合的に作用することで、サポーターはあなたの膝の痛みを効果的に軽減し、快適な状態へと導いてくれるのです。

3. 整体師が教える膝の痛みサポーターの選び方

膝の痛みを和らげ、日常生活を快適に過ごすためにサポーターは非常に有効な手段です。しかし、数多くの種類がある中で、ご自身に最適な一本を見つけるのは容易ではありません。整体師として、あなたの膝の痛みの状態やライフスタイルに合わせたサポーター選びのポイントを詳しく解説いたします。

3.1 サポーターの種類と特徴を理解する

サポーターは、その目的や機能によって大きく分類されます。まずはそれぞれの種類がどのような特徴を持ち、どのような状況に適しているのかを理解することが、適切なサポーター選びの第一歩です。

3.1.1 固定力が高いサポーター

固定力の高いサポーターは、膝関節の動きを制限し、不安定感を軽減することを主な目的としています。金属やプラスチックのステー(支柱)が内蔵されているものや、マジックテープでしっかりと締め付けられるタイプが多く見られます。

このようなサポーターは、急性の痛みがある場合や、膝のぐらつきが気になる方、変形性膝関節症などで関節の安定性が低下している場合に特に効果を発揮しやすいでしょう。しかし、長時間の過度な固定は、膝周りの筋力低下を招く可能性もありますので、使用期間や状況については注意が必要です。

3.1.2 圧迫と保温効果のあるサポーター

圧迫と保温効果を兼ね備えたサポーターは、膝全体を包み込み、適度な圧迫感と温かさで血行を促進し、痛みを和らげることを目指します。伸縮性のあるネオプレン素材や、厚手のニット素材などで作られていることが一般的です。

慢性的な膝の痛みや、冷えによって痛みが増す方、軽い炎症がある場合に適しています。また、運動後のクールダウン時や、就寝時など、リラックスしたい場面での使用もおすすめです。締め付けすぎず、心地よいフィット感のものを選ぶことが大切です。

3.1.3 スポーツ時におすすめのサポーター

スポーツ時に使用するサポーターは、動きやすさを確保しながら、膝への負担を軽減し、怪我の予防をサポートすることに重点が置かれています。薄手で通気性が良く、吸湿速乾性に優れた素材が使われることが多いです。

ランニング、ジャンプ、スクワットなど、膝に繰り返し負担がかかる運動を行う際に役立ちます。膝蓋骨(膝のお皿)を保護するタイプや、テーピング効果を兼ね備えたデザインのものなど、様々なバリエーションがあります。運動の種類や強度に合わせて選ぶことが重要です。

これらのサポーターの種類と特徴を以下の表にまとめました。

サポーターの種類主な特徴適した状況・痛み注意点
固定力が高いサポーター膝関節の動きを制限し、安定性を高める急性の痛み、膝のぐらつき、変形性膝関節症長時間の使用は筋力低下の可能性
圧迫と保温効果のあるサポーター膝全体を包み、血行促進と痛みの緩和慢性的な痛み、冷えによる痛み、軽い炎症締め付けすぎないよう注意
スポーツ時におすすめのサポーター動きやすさを重視しつつ、膝への負担を軽減ランニング、ジャンプなど膝に負担がかかる運動時運動の種類や強度に合わせる

3.2 あなたの膝の痛みに合ったサポーターを選ぶポイント

サポーターの種類を理解した上で、次に大切なのは、ご自身の膝の痛みや生活習慣に最も適したサポーターを見つけることです。以下のポイントを参考に、最適な一本を選びましょう。

3.2.1 痛みの部位や程度で選ぶ

膝の痛みは、その発生部位や程度によって、適したサポーターが異なります。例えば、膝の内側が痛むのか、外側が痛むのか、あるいは膝のお皿の周りが痛むのかによって、サポートすべき箇所が変わってくるためです。

  • 膝蓋骨(膝のお皿)周辺の痛み:膝蓋骨を安定させるための開口部があるタイプや、ストラップで膝蓋骨をサポートするタイプが有効です。
  • 膝の内側・外側の痛み(O脚・X脚など):側方からのサポートが強化されたサポーターが、関節の安定性を高めるのに役立ちます。
  • 膝全体の不安定感や変形:全体をしっかりと固定し、関節のブレを抑えるタイプのサポーターが適しています。

痛みの程度が軽い場合は圧迫・保温タイプで十分なこともありますが、痛みが強く不安定感がある場合は、より固定力の高いタイプを検討してください。

3.2.2 活動レベルや使用シーンで選ぶ

サポーターを使用する場面や、ご自身の活動レベルも重要な選択基準です。一日中装着するのか、特定の時間帯だけ使うのかによって、求める機能が変わってきます。

  • 日常生活での使用:家事や仕事中など、長時間装着する場合は、薄手で目立ちにくく、通気性の良い素材を選ぶと快適です。動きを妨げない柔軟性も大切になります。
  • 仕事中:立ち仕事が多い場合は、適度なサポート力がありながらも、締め付けすぎないものが良いでしょう。デスクワークが中心であれば、保温効果のあるタイプもおすすめです。
  • スポーツや運動時:激しい動きに対応できるよう、ずれにくく、吸湿速乾性に優れた素材が適しています。衝撃吸収性や、特定の部位を保護する機能を持つものも検討してください。

3.2.3 素材やサイズ感も重要

サポーターの素材やサイズ感は、装着時の快適性や効果に直結します。肌に直接触れるものなので、慎重に選びましょう。

  • 素材
    • 通気性:特に夏場や運動時は、蒸れにくいメッシュ素材や吸湿速乾性のある素材が快適です。
    • 肌触り:敏感肌の方は、刺激の少ないコットンや低刺激性の素材を選ぶと良いでしょう。アレルギー体質の方は、素材表示をよく確認してください。
    • 保温性:冬場や冷えが気になる場合は、ネオプレンやウール混などの保温性の高い素材が適しています。
  • サイズ感
    • 適切なサイズを選ぶことが最も重要です。きつすぎると血行不良や皮膚トラブルの原因になり、ゆるすぎると十分なサポート効果が得られません。
    • 多くのサポーターは、膝周りや太もも周りのサイズを測って選びます。必ずご自身のサイズを正確に測定し、製品のサイズ表と照らし合わせてください
    • 可能であれば、実際に試着して、締め付け感やフィット感を確認することをおすすめします。膝を曲げ伸ばししてみて、違和感がないか、ずれないかも確認しましょう。

4. 膝の痛みサポーターの正しい使い方と注意点

膝の痛みを和らげるサポーターは、正しく使うことでその効果を最大限に引き出せます。しかし、使い方を間違えると、かえって痛みを悪化させたり、新たなトラブルを引き起こしたりする可能性もあります。ここでは、整体師の視点から、サポーターの効果的な装着方法と、使用する上での大切な注意点、そして長く清潔に使うためのお手入れ方法について詳しく解説します。

4.1 効果を最大限に引き出す装着方法

サポーターは、ただ身につければ良いというものではありません。あなたの膝の状態やサポーターの種類に合わせて、適切な方法で装着することが大切です。

  • 痛みの部位とサポーターの機能を合わせる 膝のどの部分に痛みがあるのかを把握し、その部位をサポートするように装着します。例えば、膝のお皿(膝蓋骨)の周りが痛む場合は、膝蓋骨を囲むように設計されたサポーターを選び、その位置がずれないように注意して装着してください。内側や外側、膝裏など、痛む箇所によってサポーターの機能や装着位置は異なります。
  • 適切な締め付け具合を見つける サポーターは、きつすぎても緩すぎてもいけません。きつすぎると血行不良や皮膚トラブルの原因となり、緩すぎるとサポーター本来の固定力や圧迫効果が得られません。装着後、指が一本入る程度のゆとりがあり、動かしてもズレない程度のフィット感が理想的です。特に、膝を曲げ伸ばししたときに、違和感なくスムーズに動かせるかを確認しましょう。
  • シワやたるみをなくす サポーターを装着する際は、皮膚やサポーター自体にシワやたるみができないように注意してください。シワがあると、その部分に圧力が集中し、かゆみや痛み、皮膚の炎症を引き起こすことがあります。また、たるみがあるとサポーターがずれてしまい、効果が半減してしまいます。膝の形状に合わせて、均一にフィットさせることを意識してください。

4.2 サポーター使用時の注意点と避けるべきこと

サポーターは膝の痛みをサポートする有効な手段ですが、誤った使い方をすると逆効果になることもあります。以下の点に注意して、安全に活用しましょう。

良い使い方・心がけること避けるべきこと・注意点
適切な休憩と着脱
サポーターは補助具であり、常に装着し続ける必要はありません。特に、自宅で安静にしている時や、膝への負担が少ない活動をする際は、適度に外して膝を休ませてください。サポーターに頼りすぎず、膝本来の機能を保つ意識が大切です。
長時間の連続装着
サポーターを長時間つけっぱなしにすると、血行不良や皮膚のかぶれ、かゆみなどのトラブルを引き起こす可能性があります。また、サポーターによる固定に頼りすぎると、膝周りの筋力が低下してしまうことも考えられます。
就寝時は基本的に外す
就寝中は膝への負担が少ないため、サポーターを外して血行を妨げないようにすることが推奨されます。ただし、痛みが強く、寝返りなどで膝が動くと激痛が走るような場合は、医師や整体師に相談の上、適切なサポーターの選び方や使い方を確認してください。
就寝時の無条件な装着
寝ている間は活動量が少なく、サポーターによる圧迫が血流を悪化させる恐れがあります。また、寝ている間にズレてしまい、思わぬ締め付けが生じることもあります。
皮膚の状態を常にチェック
サポーターを装着する前後には、必ず膝やその周辺の皮膚の状態を確認してください。赤み、かゆみ、湿疹などの異常が見られた場合は、すぐに使用を中止し、皮膚科を受診するか、整体師に相談してください。
皮膚トラブルを放置
かゆみや赤みがあるにもかかわらず、そのままサポーターを使い続けると、症状が悪化し、皮膚炎や感染症につながる可能性があります。清潔な状態を保つことも重要です。
痛みが増す場合は中止
サポーターを装着することで、かえって痛みが増したり、新たな痛みを感じたりした場合は、すぐに使用を中止してください。サポーターの種類や装着方法が合っていない可能性があります。
痛みを我慢して使用
「サポーターをつけているから大丈夫」と過信し、痛みを我慢して無理な動作を続けることは避けてください。痛みのサインを見逃さず、体の声に耳を傾けることが大切です。

4.3 サポーターのお手入れ方法

サポーターは肌に直接触れるものなので、常に清潔に保つことが大切です。適切なお手入れで、衛生的に長く使い続けましょう。

  • 洗濯方法と頻度 サポーターは汗や皮脂が付着しやすく、放置すると雑菌が繁殖し、臭いや皮膚トラブルの原因になります。使用頻度にもよりますが、週に1~2回程度、または汗をかいた後には必ず洗濯することをおすすめします。洗濯する際は、製品の洗濯表示を必ず確認してください。多くの場合、手洗いまたは洗濯機の「手洗いコース」など、デリケートなコースで洗うことが推奨されます。中性洗剤を使用し、漂白剤や柔軟剤は避けるのが無難です。強く絞らず、優しく水気を切ってください。
  • 乾燥方法 洗濯後は、形を整えて風通しの良い場所で陰干ししてください。直射日光に当てると、素材が劣化したり、変色したりする可能性があります。乾燥機やアイロンの使用は、素材を傷める原因となるため避けてください。完全に乾いてから使用することで、雑菌の繁殖を防ぎ、清潔さを保てます。
  • 保管方法 使用しない時は、直射日光が当たらず、湿気の少ない場所に保管してください。高温多湿な場所での保管は、カビの発生や素材の劣化を早めることがあります。また、マジックテープ式のサポーターは、他の衣類と絡まないように、マジックテープを閉じた状態で保管すると良いでしょう。これにより、マジックテープの粘着力が長持ちし、他の衣類を傷つける心配もありません。

5. サポーターと整体の併用で膝の痛みを根本改善

膝の痛みを一時的に和らげるサポーターは非常に有効なアイテムですが、痛みの根本的な原因を取り除き、再発を防ぐためには整体での専門的なアプローチが不可欠です。サポーターと整体を併用することで、より効果的に膝の痛みを改善し、快適な日常生活を取り戻すことが期待できます。

5.1 サポーターは補助 整体での根本治療の重要性

サポーターは、膝の安定性を高めたり、特定の部位への負担を軽減したり、保温効果で痛みを和らげたりと、多くの役割を果たします。しかし、それはあくまでも補助的な役割であり、膝の痛みの原因となっている体の歪みやバランスの崩れ、筋肉のアンバランスなどを直接的に改善するものではありません

整体では、お客様一人ひとりの体の状態を丁寧に確認し、膝の痛みがどこから来ているのかを突き止めます。膝だけでなく、股関節、骨盤、足首など、全身のバランスを見ながら、根本原因にアプローチすることで、痛みの軽減はもちろん、再発しにくい体づくりを目指すのです。サポーターで痛みを管理しつつ、整体で根本的な改善を目指すことが、膝の痛みを乗り越えるための最も効果的な方法と言えるでしょう。

5.2 整体でできる膝の痛みへのアプローチ

整体では、膝の痛みの原因が膝自体にあるとは限らないという考え方に基づき、全身を総合的に見てアプローチします。膝への負担を軽減し、自然治癒力を高めるための様々な手技やアドバイスを提供します。

アプローチの種類具体的な内容と目的
骨盤・股関節の調整骨盤の歪みや股関節の可動域の制限は、歩行時や立ち上がり時に膝に過度な負担をかける原因となります。手技によってこれらの関節の動きを改善し、膝への負担を均等に分散させることを目指します。
足首・足裏のバランス調整足首の不安定さや足裏のアーチの崩れは、地面からの衝撃を吸収しきれず、膝に直接的な負担をかけることがあります。足元からのバランスを整えることで、膝への衝撃を和らげ、安定性を高めます。
筋肉の柔軟性・強化膝周りだけでなく、太ももの前後、ふくらはぎ、お尻などの筋肉の硬さや弱さが膝の痛みに繋がることが多くあります。手技で筋肉の緊張を和らげ、必要に応じてご自宅でできる簡単なストレッチや筋力トレーニングを指導し、筋肉のバランスを整えます。
姿勢・動作指導日常生活での座り方、立ち方、歩き方、階段の昇り降りなど、無意識に行っている動作が膝に負担をかけていることがあります。お客様の体の使い方を分析し、膝に優しい姿勢や動作の習慣を身につけるための具体的なアドバイスを行います。

これらのアプローチを通じて、整体では膝の痛みの根本原因に働きかけ、お客様自身の体が持つ自然治癒力を最大限に引き出すことを重視しています。

5.3 自宅でできる膝の痛みのセルフケア

整体での施術効果をさらに高め、膝の痛みを改善していくためには、ご自宅でのセルフケアも非常に重要です。日々の生活の中で意識的に取り組むことで、膝への負担を減らし、健康な状態を維持することができます。

5.3.1 簡単なストレッチと筋力トレーニング

膝の痛みを和らげ、予防するためには、膝周りの筋肉の柔軟性を保ち、適度な筋力をつけることが大切です。無理のない範囲で、毎日少しずつでも継続できる簡単なストレッチや筋力トレーニングを取り入れましょう。

  • 太もも裏のストレッチ: 座った状態で片足を前に伸ばし、つま先を自分の方に向け、ゆっくりと上体を前に倒して太ももの裏を伸ばします。
  • 太もも前のストレッチ: 横向きに寝て、上側の足の甲を手で持ち、かかとをお尻に近づけるようにして太ももの前を伸ばします。
  • お尻の筋肉を意識した軽いスクワット: 椅子に座るようなイメージで、ゆっくりと腰を下ろします。膝がつま先よりも前に出ないように注意し、お尻の筋肉を使うことを意識しましょう。

これらの運動は、痛みが伴う場合はすぐに中止し、専門家にご相談ください。ご自身の体と相談しながら、心地よい範囲で行うことが重要です。

5.3.2 日常生活での姿勢と動作の改善

日々の何気ない姿勢や動作が、膝への負担を大きく左右します。膝に優しい体の使い方を意識することで、痛みの軽減や悪化予防に繋がります。

  • 正しい姿勢で立つ・座る: 背筋を伸ばし、お腹を軽く引き締めるように意識しましょう。座る際は、深く腰掛け、両足が地面にしっかりとつくようにします。
  • 階段の昇り降り: 階段を昇る際は、まず健康な方の足を一段上に置き、次に痛い方の足を揃えます。降りる際は、まず痛い方の足を一段下に置き、次に健康な足を揃えるようにすると、膝への負担を減らせます。手すりがある場合は、積極的に利用しましょう。
  • 重いものの持ち方: 重いものを持ち上げる際は、腰を落として膝を使い、物と体を近づけて持ち上げましょう。膝を曲げずに腰だけで持ち上げると、膝や腰に大きな負担がかかります。
  • 靴選び: クッション性があり、足に合ったサイズの靴を選ぶことも大切です。ヒールの高い靴や底の薄い靴は、膝への衝撃を大きくするため、できるだけ避けることをおすすめします。

これらのセルフケアは、整体での施術と合わせて行うことで、より高い効果が期待できます。ご自身の体の状態に合わせて、無理なく継続していきましょう。

6. まとめ

膝の痛みでお悩みの方にとって、サポーターは日常生活の負担を軽減する心強い味方です。ご自身の痛みの種類や活動レベルに合ったサポーターを正しく選ぶことで、快適な毎日を送れるようになるでしょう。しかし、サポーターはあくまで補助的な役割です。痛みの根本原因を解決し、活動的な日々を取り戻すためには、整体師による専門的なアプローチと、ご自宅でのセルフケアを組み合わせることが不可欠です。膝の痛みやサポーター選びでお困りの際は、お気軽に当院へお問い合わせください。

●ブログ監修者

新松戸オリーブの木整体院

院長 久保田 真彦(くぼた まさひこ)

保有資格
柔道整復師

新松戸オリーブの木整体院 院長の久保田です。これまで多くの方の痛みや不調と向き合ってきたなかで、「原因がわからない」「どこへ行っても良くならない」そんなお悩みを抱えた方がたくさんいらっしゃいました。当院では、解剖学や姿勢分析に基づいた視点から、“本当の原因”にアプローチする施術を行っています。このブログでは、日々の施術経験をもとに、不調のヒントやケアの考え方をわかりやすくお伝えできればと思っています。

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