スクワットで腰が痛い人へ|やめるべきか続けるべきかの見分け方と、フォームの直し方
スクワットを始めてから、かえって腰が痛くなっていませんか。
結論からお伝えします。多くの場合、悪いのはスクワットではありません。
しゃがむ前から股関節と骨盤が動きにくくなっていて、その分を腰が肩代わりしている状態です。
原因が腰そのものにないので、腰を休ませても、フォームだけ直しても戻ります。
この記事では、まず続けてよい痛みなのか、いったん止めるべき痛みなのかを見分ける方法をお伝えします。そのうえで、腰に負担が集中しないフォームの直し方を解説します。
新松戸オリーブの木整体院の院長・久保田です。松戸市新松戸で整体院を営んでいます。
1. スクワットで腰が痛くなる本当の理由
1.1 腰は「動きすぎている」のではなく「働かされている」
スクワットは本来、股関節と膝で体を上下させる運動です。腰はほとんど動きません。ところが股関節が硬いと、しゃがみきる前に骨盤の動きが止まります。
それでも下まで下がろうとすると、足りない分を腰の関節が曲げて補います。1回や2回なら問題ありません。これを10回、3セット繰り返すと話が変わります。
本来1〜2度しか動かないはずの場所が、毎回大きく動かされることになります。翌日に腰が張る、反らすと痛む、というのはこの積み重ねです。
1.2 デスクワークの人ほど起きやすい
当院に来られる方で多いのが、平日は座りっぱなしで、週末や仕事終わりに運動するという生活です。実際にこういう方がいらっしゃいました。
週2〜3回フットサルをされている会社員の方です。腰痛がひどく、思うようなプレーができないとのことで来院されました。お仕事はデスクワークで座っている時間が長く、立ち上がるときにも痛みが出ている状態でした。
この方の場合、一番の原因はフットサルではありませんでした。デスクワークで姿勢の歪みができていて、その状態のまま運動したことでした。
歪んだまま負荷をかければ、負担は弱いところに集まります。座って過ごした8時間の影響が、運動の30分に出てきます。
1.3 「腰痛にスクワットが効く」は間違いではない
スクワットが腰痛に良いという話自体は、間違っていません。お尻と太ももが使えるようになれば、腰の負担は確実に減ります。
問題は順番です。股関節が動く状態を先に作ってからでないと、鍛えるつもりの運動が、腰を痛める運動になります。
2. まず確かめてほしい3つのこと
痛みの性質で、続けてよいかどうかが分かれます。順に見てください。
2.1 いつ痛むか
| 痛むタイミング | 見方 |
|---|---|
| しゃがむ途中で痛む | フォームか可動域の問題。直せることが多い |
| 立ち上がる瞬間に痛む | 腰で持ち上げている。フォームの修正が必要 |
| 運動中は平気で、翌日に痛む | 筋肉の張り。軽ければ様子を見てよい |
| 何もしていなくても痛む | いったん中止してください |
2.2 どこが痛むか
腰の真ん中あたりが重い、張る——筋肉の疲れであることが多く、比較的軽い部類です。腰の左右どちらかだけが痛む——体の使い方が左右で偏っています。フォームを直すだけでは戻ります。
お尻から太もも、ふくらはぎに広がる——ここは別扱いです。すぐに運動を止めてください。神経の症状が疑われます。
2.3 何日続いているか
2〜3日で引くなら、筋肉痛の範囲です。1週間以上続いている、あるいは日ごとに強くなっている場合は止めてください。回復が追いついていません。
痛みが1か月以上引かない場合、原因が腰以外にあることがほとんどです。腰痛の施術についてのページで、当院の考え方をご説明しています。
3. 続けてよい場合と、止めるべき場合
3.1 続けてよい場合
- しゃがむ途中だけ痛み、立っていれば何ともない
- 2〜3日で引く
- 左右どちらかに偏っていない
この場合は、回数と深さを減らして続けてください。完全に止めるより、負荷を落として動かし続けるほうが早く落ち着きます。
3.2 止めるべき場合
- 何もしていなくても痛む
- お尻から脚に広がる、しびれる
- 1週間以上引かない
- 咳やくしゃみで腰に響く
ひとつでも当てはまるなら、回数を減らすのではなく、いったん止めてください。この状態で続けると、戻るまでの時間が延びます。
4. 腰に負担を集めないフォームの直し方
4.1 深さを「痛くない範囲」で決める
「太ももが床と平行になるまで」とよく言われますが、股関節の柔らかさは人によって違います。目安は、骨盤が後ろに丸まり始める手前です。
鏡を横から見て、腰の反りが消えて背中が丸くなり始めたら、そこが限界です。それ以上下げると、その先はすべて腰が曲がっています。
膝が90度まで届かなくても構いません。丸まる手前で止めるほうが、深くしゃがむより効きます。
4.2 「胸を張る」を意識しすぎない
腰痛を避けようとして、胸を張りすぎる方が多くいらっしゃいます。これも腰を痛めます。反りすぎると、腰の関節の後ろ側が詰まるためです。
背中はまっすぐのまま、股関節から折る。お尻を後ろの壁に近づけるイメージだと、腰が反りすぎません。
4.3 膝とつま先の向きをそろえる
しゃがんだとき、膝がつま先より内側に入っていないか確認してください。内側に入ると、股関節がうまく使えません。使えない分が腰に回ります。
つま先を30度ほど外に開き、膝を同じ方向に曲げてください。これだけで腰の負担が変わります。
4.4 しゃがむ前に股関節をゆるめる
フォームを直しても、股関節が硬いままでは限界があります。運動の前に、これを試してください。
- 椅子に浅く腰かける
- 片脚の足首を、反対の膝に乗せる
- 背中をまっすぐにしたまま、上半身をゆっくり前に倒す
- お尻の外側が伸びたところで20秒
- 左右2回ずつ
お尻の筋肉がゆるむと、しゃがんだときに骨盤が動くようになります。
5. フォームを直しても痛みが残るとき
5.1 原因が腰にないことがほとんどです
ここまでのことを試しても変わらない場合、腰そのものではなく、別の場所に原因があります。当院に来られる方の多くは、すでに何かしら試したうえでいらっしゃいます。
フォームを直した、休んだ、湿布を貼った——それでも戻る。痛みの本当の原因は、痛む場所とは別にあることがほとんどです。
5.2 当院の施術について
新松戸オリーブの木整体院では、APメソッド骨格矯正整体による全身調整を行っています。約8万人の臨床データと、医師監修の検査結果にもとづいて効果が認められた方法です。
骨盤や背骨だけを見るのではなく、筋肉と関節のバランスを全身で整えていきます。先ほどのフットサルの方も、この施術で筋骨格と神経のバランスを整え、フットサルを続けていただきながら、痛みが10から2まで軽くなりました。
筋肉が硬いまま、筋力が足りないままでは、骨格や骨盤を矯正してもすぐ戻ります。原因の順番と施術の順番が大切なので、そこも含めてご説明しています。
5.3 運動をやめる必要はありません
「腰が痛いなら運動はやめたほうがいい」と言われることがあります。当院はそう考えていません。動かせる体に戻すことが目的なので、続けられる形を一緒に探します。
スクワットを続けたいのであれば、続けられるようにするのが筋だと思っています。
まとめ
- スクワットで腰が痛くなるのは、股関節が動かず腰が肩代わりしているため
- しゃがむ途中だけ痛む・2〜3日で引くなら、負荷を落として続けてよい
- 脚に広がる・1週間以上引く・安静時も痛むなら、いったん止める
- フォームは「深さ」より骨盤が丸まる手前で止めることが大事
- 直しても戻る場合、原因は腰以外にあります
新松戸駅から徒歩5分です。木曜・日曜以外の10:00〜19:00で受け付けています。運動を続けながら腰の痛みを何とかしたい方は、一度ご相談ください。
●ブログ監修者
新松戸オリーブの木整体院

院長 久保田 真彦(くぼた まさひこ)

柔道整復師
新松戸オリーブの木整体院 院長の久保田です。これまで多くの方の痛みや不調と向き合ってきたなかで、「原因がわからない」「どこへ行っても良くならない」そんなお悩みを抱えた方がたくさんいらっしゃいました。当院では、解剖学や姿勢分析に基づいた視点から、“本当の原因”にアプローチする施術を行っています。このブログでは、日々の施術経験をもとに、不調のヒントやケアの考え方をわかりやすくお伝えできればと思っています。
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